言うまでもなく今日は地下鉄サリン事件30周年。風化風化、風化風化って騒いでる人が松本サリン事件までそう叫び続けられるのか。いつも書いてるように、風化風化と叫んでる人の多くは、俺達と違って、松本サリン事件がいつ起きたかも知らないのだが。
何せせっかくのサリン30周年フェステイバル。3月20日らしく思いっきり不謹慎にいってみたい。タイトルの通り、地下鉄サリンゲーム・朝日新聞社前の赤報隊顕彰・国葬時の安倍元総理射的ゲーム、どれが一番不謹慎でどれが一番素晴らしい(?)か。
さあ、みんなも一緒に考えてみよう!
パソ通からインターネットに

考えてみれば、赤報隊は地下鉄サリン事件の前だけど、赤報隊顕彰は在特会が台頭してからの話。地下鉄サリン事件の方が古いのだ。インターネット大衆化が地下鉄サリン事件の頃にようやく始まったので、確かサリンゲームは「パソコン通信」に流布してる、ケシカランという話だった。
その後、「酒鬼薔薇の顔」が流行して、赤報隊顕彰が知られたのは、在特会の過激な言い回しが問題視されたその後の話である。更に考えれば、安倍元総理の射的ゲームは自分の知っている限り、全く大新聞・テレビは報道しないどころか、保守派のYoutubeですら話題になっていない。
意外かもしれないか、「知名度」を考えると、地下鉄サリンゲーム>>>朝日新聞社前の赤報隊顕彰>射的ではないだろうか。
「不謹慎」というジャンルを作ったサリンゲーム

さて、肝心のどれがもっとも不謹慎か。不謹慎というよりは卑怯か、というべきか。
一番不謹慎・卑怯でないのは赤報隊顕彰。文句なしである。何せ「不謹慎」どころか正々堂々、名前も顔もオープン、事前に予告してネット生放送までやっている。射的ゲームも多少の顔は割れるだろうが、赤報隊顕彰に比べてコソコソやった事実は否めない。
その点地下鉄サリンゲームは卑怯そのもの。政治的意図もない。さすが不謹慎の代名詞。地下鉄サリンゲーム>>射的>>赤報隊で決定だろう。
赤報隊と射的を比べると、「政治家だから批判して良い」てみたいな姑息ないいわけが通用するのも、赤報隊に比べて減点。さらに、暗に持ち上げてた弁護士などがダンマリをきめて、いざとなったらズルして批判に回る気マンマンなのも「サリンゲーム」チック。赤報隊顕彰に大きく差をつけられている。
逆効果の可能性が高い劇薬・射的ゲーム
一方、どれが一番「効果」があったか。逆に考えると、どれが一番無意味だったか。
サリンゲームがダントツ無意味すぎ。あのゲームの作者に「もう一度起きて欲しい」という強い願望すらなかっただろう。

一方、射的ゲームは逆に足元を引っ張る可能性を秘めていた。読売・産経などの保守系メディアが傘下のスポーツ新聞やラジオなどを総動員して「第二のサリンゲーム」として売り出せば、宗教2世云々に致命傷が与えられたかもしれない。安倍さんを弔う方向に傾いた世論をひっくり返す可能性を秘めながら、下手をすれば家庭連合解散なんか吹っ飛ばしかねない「潜在能力」があった。
いずれにせよ、正攻法で攻める赤報隊顕彰は強い。川東大了とか新妻舞美とか桜田修成とか、私ですら名前と顔が一致する。あの人達は逃げも隠れもしない。予告して顔出しして、全盛時代はデモまでやっていた。当然に一定の効果は得られる。有意味度は赤報隊>>>射的>地下鉄サリン。逆に考えれば、無意味度でも地下鉄サリンゲーム>>>射的>赤報隊。
やっぱりサリンゲームは不謹慎の代名詞
さて、総合すれば、
知名度 卑怯度 無意味度 合計
サリンゲーム 5 5 5 15
赤報隊顕彰 2 1 1 4
安倍元総理射的 1 3 2 6
サリンゲームがもっとも許しがたく、赤報隊顕彰がもっとも素晴らしい(?)。しかし、大マスコミ的・弁護士的・知識人的には、射的ゲーム>赤報隊顕彰=サリンゲームなのだ。ただ、エリート階層である新聞記者・テレビ局職員・弁護士などは公然と射的ゲームを応援しないし、いざとなったら攻撃して切り捨てる。射的ゲームは、左翼インテリ階級のサリンゲームなのだ。
ではまた。
コメント
サイト開設おめでとうございます!
サリンゲーム、今の時代に作ったらありとあらゆる手段を使って作者が特定され、職場にご注進の電話が入り、ネットには自宅住所が書かれ・・・つまらない世の中になりました。
サイトを見ていますが、「シャンバラ・シャンバラ」のエウアンゲリオン・テス・バシレイアス版が良かったです。昔YouTubeやニコニコ動画で拾えた演奏より荒々しく、きっと録音日が違いますね。貴重な資料ありがとうございました。
匿名様
確かに今だったらそうなるでしょう。
もっとも射的ゲームやった人はのうのうと暮らしている…のかな?
シャンバラ・シャンバラ、人気がありますね。ラジオ放送のラストで
かかってるので、印象深いです。
ちなみに私、アストラルはウマパとか「エモい」のが好みです。
地下鉄サリンゲームが一番まずいかも。
だって無差別殺人だもの。
まずまずなのは赤報隊。幕末の赤報隊だと激ヤバな
イメージないですし。
by しばらくご無沙汰のロンとヤス
ロンとヤス様
おお! お久しぶりです。
気が向いたら、また遊びに来て下さい。
赤報隊顕彰は正々堂々とやってるのが強みですよね。匿名で過激なことをやるのは、どうしても「卑怯」「無責任」の印象が残ります。
西村様、お久しぶりです。お元気でしょうか?新サイト設立おめでとうございます!地下鉄サリン事件から随分と日数が経ったのですね。
西村様が来年度の5月で退職されるという事で、どうかこれからも体調に気を付けてご自愛下さい。日記の更新を楽しみにしておりますが、私の方も体調不良で中々コメント出来ずに申し訳ありません。ですが、西村様の事をいつも応援しておりますので、アンチに負けずにどうか頑張って下さい!
尊まさよ師様
これはお久しぶりです。お元気でしょうか。
「アンチ」っておそらく、私のオウマー属性ではなく私のネトウヨ属性が気に入らないのだと思います。
今、実は、オウム真理教問題ってあんまり話題になってないんですよね。
おそらくサリン30年も反応なかったんじゃないでしょうか。今のJCJKいやDCDKにとって、マジでサリンなんて終戦記念日と同じ。風化するのは当たり前です。
悪魔の詩邦語出版記者会見パキスタン人乱入事件の後に起きた筑波大助教授ギロチン事件(五十嵐事件)も称賛していた人間が何人かいたな。
ゴルゴ13の欠番話の一つ、幻の栽培はイラン大使館からの抗議があったのが原因です。
筑波大「悪魔の詩」(五十嵐事件)を称賛してた人って、日本人で目立った人って、私は記憶にありません。イスラム信者系なのか人権系なのか。やっぱり「信仰を冒涜したから」ってことでしょうか。
説明不足ですいません。
筑波大助教授ギロチン事件に関して、イスラーム新聞サラームは、イスラーム教徒にとって朗報とのコメントを出しています。
紅野ヒロミ様
シャルリーエブド事件のときも、パキスタンだったか、「クアシ兄弟は英雄だ!」ってやってました。おそらく他の国でもいたでしょう。