解散請求判決。今日は「統一教会運命の日」。

オウム真理教・破壊的カルト
オウム真理教・破壊的カルト

旧統一教会の解散命令きょうにも判断 安倍元首相銃撃事件が契機/毎日新聞(Yahoo! 2025/03/25)
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20250324k0000m040192000c.html

 今朝のNHKニュースによると、本日3月25日、統一教会と文部科学省とに裁判所は呼び出しをかけており、宗教法人法による解散請求判決が言い渡される見込みとのこと。他のメディアでも、昨日から「今日が判決」の報道があり、どうやら間違いないようです。

古き悪しき隣人

 古き悪しき隣人、統一教会。
 第一次宗教ブームと第二次宗教ブームとの間に勢力を拡大したこの宗教は、反共と韓国第一主義そして集団結婚式(祝福)という保守的教義を中心に据える一方、インチキとしか言いようがないカンパ活動で金集めを行い、世間からひんしゅくを買っていた。
 ピークだった1970年代~1980年前半は、「嫌韓=左翼」「親韓=保守」の時代。「原理研」「勝共連合」は日本共産党や多くの左翼支持者に嫌われる一方、自民党など保守勢力は、ダーティーな部分に目をつぶり彼らを利用した。
 そして時代は過ぎ、1980年から1990年に近づき盛り場のインチキ募金を見かけなくなる一方、日本共産党の快進撃もストップした。そのかわり、一発で高額を狙える「壷・多宝塔」に商品が移行していった。安倍さん殺しの母親は、その典型だったようだ。

共産党が退潮し「利用価値」がなくなる

 今にして思うに、統一教会と日本共産党・新左翼の退潮が進む一方、オウム真理教・幸福の科学の2大ゲテモノ宗教を中心とした第二次宗教ブームが始まったのだ。創価学会の日蓮正宗「破門」も1991年。創価学会だけは、第一次でも第二次でも「主役」だった。
 桜田淳子・山崎浩子の祝福が大ニュースとして連日取り上げられたのも1992年。ソ連崩壊が1991年のクリスマス。「国際勝共連合」を売り物の一つにしていた統一教会は、ますます「価値」を失いつつあった。

 家庭連合(統一教会)は決して咲くことのない徒花だったのか。アッシー君のように体よく使われて捨てられる運命なのか。
 もちろん、本日「宗教法人法解散」が決定しても、即刻上告するので、本日「死刑」が確定するわけではない。
 しかし、裁判所が一定の判断を示すのであり、ここの読者でなくても注目している人が多いだろう。

オウマーこそ注目すべき一審判決

 いや、オウマーこそが注目しなければならない。オウム信者の人権を叫んでいた人間は尚更だ。
 安倍さん殺害以降に始まった狂気の集中報道の中、「人権屋」左翼は誰一人とて「家庭連合信者の信教の自由を守れ、マスコミ報道はおかしい」と言わなかった。何せ、Mr.人権と思っていた浅野健一ですら人権を守らなかった。何しろ、鈴木エイトは浅野健一を尊敬しているのだそうで、ここまで人権とはご都合主義のインチキとは思わなかった。

 もちろん「殺してナンボ」「撒いてナンボ」のオウム真理教。「サリンを撒いたカッコいいオウム真理教だから応援したのさ」と言われればそれまでだ。しかし、それをはっきり明言した人間を私は知らない(有名人だと雨宮処凛くらい)。オウム真理教を持ち上げないまでも話題にしてた知識人・文化人の全てが、誰も「勝共連合」「原理研」のために立ち上がらない。私があなたが読んだ権威ある方々のオウム論、全てがまやかしだったのだ。
 そして、これを読んでいる人の多くも嘘つきだったのではないか。もちろん、この私もだ。
 

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