志位和夫の緑本(自由な時間と『資本論』:マルクスから学ぶ)。
赤本・青本と違って、マルクスからの引用だらけで図が全く無い。「同士」は続々と挫折したのではなか。
我々は正しい。ソ連でイメージダウンしただけ。

しかしつまらない部分を読み飛ばし、先に進めると、要するに「我々は間違ってない」ということである。
「党勢の後退傾向(P.189)」の最大の問題は『旧ソ連・東欧の体制崩壊』であり、あれは『社会主義とは無縁の派遣主義(P.191)』である。我々は正しい。生産手段を公有化すれば労働者が搾取から解放され理想社会を建設できる。
我々の政権が(プロレタリア)独裁を行う心配はない(以下P.213~214)。革命前のロシアや中国は文盲が多かったり民主主義が発達してなかったから独裁になった。しかし日本では自由も民主主義もたくさんあるから大丈夫、ということらしい。
退化した「言い訳」
いや、旧ソ連ってエスエル党とかカデット党とか複数政党制でスタートしたのに、何故かレーニンのボリシェビキ党だけになっちゃったんだけど。レーニンも「国家と革命」などで、文字通り「独裁(非議会主義)」をやるって言ってるんだけど…なんてカタクナッテクル話はしない。

上に書いた「現実との辻褄合わせ」、1970年代に不破哲三が言ってたことそのままである。
しかし、まだあの当時の方が「言い訳」を必死にやっていた。ソ連も東欧も中国もキューバも暴力革命で独裁政権。お上に逆らう人を次々と殺す。そしてマルクス・エンゲルス・レーニンの著作にも、暴力革命で政権を奪い(プロレタリア)独裁政権を作る。
それゆえ、日本共産党は様々な言い訳をしてきた。やれユーロコミュニズムだやれ社会主義はまだ生成期だと。そして、その言い訳こそが日本共産党との歴史である。
「多数派革命」なんて簡単なのに
反党分子・松竹伸幸が不破哲三の「多数派革命」 についてYoutubeで論じている。こちらも緑本に匹敵する理屈っぽさで、見ても何も頭に残らなかった。
多数派革命論って、そんなに難しい話だろうか。「ウチは表現の自由を守る議会制民主主義の政党です」って国民に説明するだけの話である。

マルクス・エンゲルス・レーニンに何が書いてあろうとも、ウチは議会制民主主義も表現の自由も守ります。既存社会主義国はヒトラー以上の大量虐殺魔。我々日本共産党はアメリカ・イギリスやドイツ・フランスの仲間なんです。中国よりもアメリカやイギリスが好き好き大好き一休さん。これでいいじゃないですか。
しかしそれをしない。あくまでもマルクスにこだわる。今の社会が悪いのは生産手段を資本家が握ってるから。いや、労働価値説に基づく「おもしろ経済学」だけでなく、弁証法的唯物論や階級闘争史観も温存してるのではないのか。
「特定の思想が世の中の矛盾を解決してくれる」なんて言ってる政党は、日本共産党以外に存在しない。共産党以外の政党は、日本に何か困難が生じたら、様々なデータ・文献・外国の事例などを検討し、ベターな選択肢を決定する。
日本共産党は創価学会以上の宗教、創価学会以上の破壊的カルトなのだ。いくら「現実的」になろうとしても、教義から離れられない以上、日本共産党は創価学会の仲間ではなくオウム真理教の仲間に近い。



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