何故横浜市長選は投票率が低いのか

政治・選挙
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戦後からの横浜市長選の投票率推移

 横浜市長選、前回は横浜市にあるまじき「2人に一人が投票する」ゆゆしき事態でしたが、今回も41%。横浜市長選にあるまじき高投票率でした。イチローと打率を争うのが横浜クオリティーなのに。

 もっとも、ジジババ左翼だと「飛鳥田一雄」なんて言葉が飛び出す元祖革新自治体(?)。そんなに政治への関心は低くない筈なのだ。
 戦後からの横浜市長選の投票率を調べてみたら(GEMINIさんに聞いてみたら)、1963年までは7割ペースだが1967年に一気に6割ギリギリ。1983年に50%1987年に40%と「横浜クオリティー」になっている。
 そして1991年には初の3割を記録。2014年には夢の3割超え29.7%を記録しており、これが「横浜市民は賢いお金持ちが多いから、選挙なんてクソダッセーことには興味を持たない」伝説を作ったようだ。
 飛鳥田一郎が当選したのは1963年で就任期間は~1978年。これをもって飛鳥田一雄が下げたというべきか世の中の流れというべきか、暇な人はチャッピーやジェミーなど賢い人に聞いてください。

夢の2割3分を実現した埼玉県知事選の投票率推移

  

同じく関東メジャー大物地方自治体で低得票率で名高い埼玉県知事選挙を見てみてみよう。1980年に7割超えを記録したが次の1984年に一気に44%。192年には32.5%とイチロー超えを果たし(?)、埼玉クオリティーの2割台を記録したのは2007年。前人未到の23.76%を記録したのは2023年。埼玉のほうが「時代を先取り」している。
 ダ埼玉なんてとんでもない。横浜に先駆けて、賢い埼玉県民はクソダッセー選挙だの政治だのに興味を持たなくなったのだ。
 ただ、グラフを見る限りでは激しく上下に乱高下しており、埼玉独特の「政治風土」があるのかもしれない。

何故地方自治体選挙は「3割4割は当たり前」、2割も普通になったのか。

 実は公害の街から「スーパーシティ」に生まれ変わった我が街川崎市も、何せ「なんでも横浜市に追いつけ追い越せ」ですから、3割が当たり前になりました。いや、地方自治体選挙はむしろ2割が当たり前。
 まあ統一地方選やると4割は無投票で欠員もワンサカ。貴重な日曜日の往復30分を潰して「来い」という方が無理です。

 さて、いつから「BICカメラ」になったのでしょうか。チャッピーさんによると「1990年代後半から2000年代にかけて、大都市圏を中心に投票率が大きく下がりはじめ」、「2000年代以降は、地方自治体の首長選挙で投票率3割台が常態化し、2010年代には2割台も珍しくなくなってき」たと。今世紀に入ってからなんですね。
 せっかくですから、チャッピーさんにその原因もお伺いしました。

「与野党相乗り」「勝負が決まってる選挙」が諸悪の根源

以下、チャッピーの回答を私がまとめました。

① 政治的争点の希薄化
与野党相乗り(両方が同じ候補を推す)で選択肢がない
② 無風選挙の増加
対立候補が弱い、あるいは「勝負が見えている」選挙になると、関心が一気に薄れます。
③ 地方自治に対する無関心
④ インターネット時代の副作用
⑤ 平日・夏季・告知の少なさ

 さすがAI。これを読めば、低投票率の諸悪の根源が1と2であることは明白でしょう。「相乗り」と「秒殺」。これが諸悪の根源です。
 2に関して「埼玉県では1995年~2023年までずっと同じ知事(上田清司→大野元裕)が当選し続け、「形だけの選挙」という印象を与えた時期もあります。」と解説してくれます。まさにその通りですね。
 「相乗りvs共産党」なんて選挙やって「来い」ってのが無理です。しかも共産党は正体を隠して「無所属」で出てくる。いや、相乗り知事だって無所属で出て、相乗りぶりを誇示しない。どうやって選べっていうんですか!

楽しくなければ選挙じゃない

 横浜市長選だって、前回は「賭場の開帳」問題があり、現職保守系とアカ系更に松沢元県知事になんクリにと実力者が大集合。しかし今回は、アカ系だった筈の現職に自民公明がくっついてる。賞味期限がとっくに切れたクリトリスおじさんで勝てるはずがない。横浜市民、こんな下らない選挙によくぞ4割も来たものだ。
 結局、選挙は争点とメンバーで決まる。楽しくなければ選挙じゃない
 今回参院選だって、「参政党vs左翼・マスコミ」で盛り上がったから、みんな面白がって来てくれた。更に不審の自民党に代わって、維新だけではなく民民という選択肢ができている。

 おもしろまじめがいいんですよ。ではまた。

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