秘密戦隊ゴレンジャーはオウム真理教の世界観を描いた名作

オウム真理教・破壊的カルト
オウム真理教・破壊的カルト

レインボーマンよりもオウムなゴレンジャー

 秘密戦隊ゴレンジャーを初めて真剣に通しで見た。あれこそオウムだと思った。レインボーマンよりもオウムだ。
 オウム真理教というのか、「まいんどこんちょろうる」の世界観そのものなのだ。
 私は「ゴレンジャー=おマヌケ変身モノ」「ゴレンジャー=小学校低学年向けの肩の力を抜いて安心して楽しめる番組」と思っていた。実際に見てみて、おマヌケだけどそれだけじゃない。さすが、杉田水脈が好きだっただけのことはある。

 こんにちは。私はゴレンジャーと「笑っていいとも」は、一度も自分の意思で見たことがない。「笑っていいとも」はラーメン屋で目に入ってしまうし、ゴレンジャーも「誰かが見てて目に入った」ことはあっても、自分の強い意思で見たことがない。だからゴレンジャーの世界観も悪役組織も知らなかった。杉田水脈’(多分浪人時代)に「ゴレンジャーは国連組織」と言われても、「そうなんだ」と大人しく聞いてるしかなかった。

 私のYoutubeにゴレンジャーが上がってきた。エコーチェンバーか渡部カランコロンか知らないけれど、きっと赤影やジャイアントロボを見てたのがいけないのだろう。第一話と第二話が上がっていた。
第一回 https://www.youtube.com/watch?v=Ds1Cf_kqFHk&ab_channel=%E6%9D%B1%E6%98%A0%E7%89%B9%E6%92%AEYouTubeOfficial
第二回 https://www.youtube.com/watch?v=El9wbfSCvDg&ab_channel=%E6%9D%B1%E6%98%A0%E7%89%B9%E6%92%AEYouTubeOfficial

 まず驚いたのが、悪の組織の黒十字軍がいきなり殺して殺して殺しまくること。戦闘員が「はいっ!」「はいっ!」「はいっ!」っと元気いっぱい返事をして、軽快に(まさに軽快に)機関銃を打ちまくって手当たり次第に殺す。正義の組織イーグルの日本各支部の構成員を数十名単位で殺してしまう。
 5支部を殺しまくったが、奇跡的に生き残った戦士が各支部1名いて、何故かゴレンジャー変身機能を獲得する。なうほど、そういう設定だったのか。

Qアノン真っ青! スナックゴンに結集せよ

 誰の判断で何故そうなったのか分からないけれど、変身機能を獲得した5名に「スナックゴン」に結集するように司令が下る。しかし、何で「スナックゴン」なのか。
 Qアノンが「民主党・DSと児童性愛者がピザ屋でトランプ打倒の陰謀を巡らせている」って言ってるから、トランプ大統領や黒十字軍を打倒するためには、敵を欺くためにピザ屋とか軽食店で対策を練ったほうが良いのだろう。
 なーに、日本だって、赤穂事件の吉良さん殺害計画は蕎麦屋で練られたんじゃなかったっけ。俺、忠臣蔵も「笑っていいとも」「ゴレンジャー」同様に一度も見たことないから、嘘だったらごめん。

残酷とお笑いの調和

 何故かスナックゴンには特製オートバイや特製飛行機まで作ってあった。まあ、国連組織だから良いんだろう。
 そして、ゴレンジャーといえば誰もが思い出すおマヌケな歌「パンパカパンパンパン、パンパカパンパンパン」が始まり、サッカーボールを5人でパスして悪の怪人めがけてキックして一件落着。

 昔、「オウム真理教サマナはレインボーマン気取りだけど実際は死ね死ね団」なんてエッセイを読んだ記憶がある。しかし、オウム真理教はゴレンジャーの前半の大量虐殺と後半のおマヌケをかけ合わせた世界観。片っ端から「はいっはいっはいっはいっはいっ」と殺しまくる前半と、「彰晃彰晃しょこしょこ彰晃」ならぬ「パンパカパンパンパン」が併存しているのがオウム真理教なのだ。

力と技と団結のオウム真理教

 まだ最初の2話しか見てないけれど、オウム真理教が多くのサブカル系住民を惹きつけたのは、黒十字軍とゴレンジャーが両方とも入ってるところだったのだ。
 ちなみに第二話は、どっかの大学で「何でも砂に変換する光線」を発明したら、黒十字軍がそれを奪い取って、人工衛星から「砂漠光線」を発射して文字通り「すべての魂を高い世界にポアする」恐怖の計画。

 黒十字軍に殺された人間は、仮面ライダーの悪側みたいに、ライダーキックで殺されると「遡及効」が適用され生き返るような温情は存在しない。殺されてお終い。しかし、いったん「パンパカパンパンパン」になればおマヌケワールドになり、一件落着。

 なるほど、「はい!はい!はい!はい!」って軽快なリズムでガンガン殺して初めて成立する「パンパカパンパンパン」だったのか。渡部カランコロンもびっくり、また一つ賢くなった。

コメント

  1. カイヨー研究開発機構 より:

    戦隊モノはこどものときにちょっとは見てた記憶がありますが、大人になって見たのはYouTubeで見た「愛國戦隊大日本」というパロディものくらいです。「びっくり!君の教科書は真っ赤っか」とかいうタイトルの回でした。仮面ライダーに出てくるショッカーに相当する「ハラショマン」という雑魚敵が、一生懸命教科書を赤マジックで塗り潰す陰謀を働いているのが印象的でした。

    それはそうと、忠臣蔵って要は、西三河の名領主だった吉良上野介さんが取引先の基地外社長にいきなり斬りつけられた上に47人の逆ギレ社畜に無慈悲な集団暴行を受け惨殺された事件に過ぎないんですよね、あんまり見たことないですけど。

    • sinzinrui より:

      私、マジで「忠臣蔵」って一度も見たことないです。歪んだ教育のせいでしょうか。
      生首切断猟奇殺人計画が蕎麦屋で計画されたのも、三波春夫が歌ってた「俵星玄蕃」でそう歌ってたからレベルです。
      しかし、俵星玄蕃なんて人、存在しないそうで。

  2. あなたとダルマ より:

    特撮好きです。

    秘密戦隊ゴレンジャーは、コミカルとシリアスのバランスがいいんですよ。

    黒十字軍の仮面怪人は、他の特撮作品と比べると、デザインがシンプルでカワイイ。
    しかし、黒十字軍のやっていることや、ゴレンジャーとの戦いは、ストーリーだけ抽出してみると、ガチの戦争モノで、シリアスなんですよ。
    このシリアスさは、子どもがナゾナゾを出しても、ゴレンジャーストームやゴレンジャーハリケーンの攻撃方法がふざけていても、崩れない。
    あと、ゴレンジャーのメンバーたちのバックストーリーがほとんど描かれないんですよ。
    だから、ギャグに寄りすぎて見ていて白けないし、シリアスによりすぎて怖くなることもない。
    大人も子供も安心して楽しめる。

    このバランスのとり具合は見事だと私は思います。

    • sinzinrui より:

      あなたとダルマ様。こんにちは。
      確かにそうですね。2話しか見てないですが、黒十字軍があんなに極悪非道とは思いもよりませんでした。やっぱり。名作と呼ばれるものには魅力があるものだと感心しました。3話以降も機会があれば見てみたいです。

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