
面白い本を見つけました。もっとも万人が面白いと感じる本ではない。「全国一千万人の水族館ファン向け」の本です。
水族館飼育員のただならぬ裏側案内(なんかの菌著・集英社インターナショナル)。水族館の飼育員が、水族館の裏側を書いた作品で、漫画半分・文章半分で構成されています。
まず、あの「解説パネル」って作るの大変なんですね(P.24~)。魚名板と呼ぶらしけど、多分大変だろうとは思ったけど、やっぱり大変だったのか。
清掃。随分とページを割いて、裏方の一大業務を紹介している。
更に淡水系・海獣系と紹介され、最後に裏方の施設関係。淡水系では、購入から餌やり(サービスで子どもにやらせるのと飼育員の正規の給餌・調餌)、繁殖など、こっちからは見えないことを説明している。

なお、生物の入手先(P.30)について、業者から買う以外に、漁師からもらう、他の水族館からトレードがあり、「繁殖のために借りる(ブリーディングローン)」も行われる。コーヴァでヴィーガンな人が知ったら失神しそうだな。
ちなみにコーヴァな人々がが大好きなイルカショー(P.75)だけど、あの「イルカに指示するポーズ」は水族館共通でないので、他水族館からイルカが移籍してくると、新しいポーズを教え込むのが大変らしい…って、こんな話題が延々と続く本です。
なお、骨格標本って、飼育員も「素通りされる」って認識なんですね。

個人的には、経営の裏事情も知りたかった。これだけ手間暇かけたら儲かるとも思えないし、実際にコロナ禍もあり水族館はバタバタと本屋やパチンコ屋のように潰れている(そこまで酷くないか)。あの、この人がどこの水族館だったのか興味がある。海獣の筆頭にベルーガが書いてあるし、相当な顔ぶれの大物生物を紹介しているので、どこかの超メジャー水族館と推測はついたが。
なお、下から購入すると、私が16円儲けてしまいますので注意してください。




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