名古屋県(愛知県だったっけ?)の水族館というと、日本で一二を争う名古屋港水族館がある。しかし、ぼったくり価格のレゴランド併設のシーライフ名古屋、更にここの読者に小さいけれど内容充実の碧南水族館を教えてもらった。

ある日何となくネットをまさぐっていたら南知多ビーチランドという水族館があることを知った。南知多おもちゃ王国との併設と書かれており、かなり大規模のようだ。最近できたのかと思ったら逆に1980年設立で創立45周年。しかし、名古屋の水族館紹介で話題になったのを殆ど知らない。
とにかく行ってみよう。月曜だけど営業しているようだ。そうそう、年金生活者は平日に平然と遊びに行くけれど、「休館日」という概念を忘れて失敗することがある。


名古屋から名鉄に乗り換えて「冨貴」というリッチそうな駅で乗り換え、知多奥田という駅から徒歩十数分らしい。しかし、これがなかなかの難物。
まず名鉄線に乗るのに高度な知識が必要で、河和行きの急行に乗る必要がある。行き先がかなり複雑な上に、鈍行だと駅が多すぎてかったるいのだ。
で、富貴駅だが、ちっとも富貴でない田舎駅。タクシー乗り場があってもタクシーはない。ここで向こう側の3番ホームに乗り換え、内海行きに乗り換えるのだが、この電車は30分に一本の田舎仕様。


この電車に乗って3つ目の知多奥谷駅に降りる。
The田舎。本当にここに大規模な水族館・遊園地があるのか? それとも祝祭日ならもっと栄えるのだろうか。しかし「南知多ビーチランド・おもちゃ王国→」はあるので、どこかにあることは確かなようだ。

正真正銘田舎道を歩く。脇に小学校があるけれど、平日なのに行きも帰りも人影がない。
しばらく歩くと車が走ってる道路があり、また「南知多ビーチランド・南知多おもちゃ王国→」の看板。そして彼方に観覧車。どうやらたどり着いたようだ。なお、知多奥谷駅からのバスもタクシーもない。というのか一台も見かけなかった。おそらくGO圏外だろう。
コンテンツは悪くない
観覧車が見えたのでもう大丈夫。あそこに向かっていけば良い。
ガラガラの駐車場の向こうに「南知多ビーチランド・南知多おもちゃ王国」のアーチを発見。この駐車場が祝祭日にはどれくらい埋まるのか。基本的に電車に乗って来る人は少なそうだ。
さて入場料を払ってビーチランドに入る。 結論から言えば、そんなに悪くない。見に行く価値があった。
イルカスタジアムでアシカショーを行っている。途中から見てたので全体像は分からないけれど、かなり凝った「見せ方」だと思う。
ショーを一通り終えた後に、アシカを連れて会場をぐるりと回る。記念撮影タイムなのだが、この見せ方は初めてだ。
次はイルカのようだがボイコットして水槽に向かう。
ここがある意味「水族館のメイン」。左側がその見せ場の小水槽群で、右側が大水槽。
まず左側の水槽群だけど、少々暗い上に、ナンヨウハギとかヒフキアイゴとかカクレクマノミとかツバメウオとか「スター選手」が漠然と水槽に入ってる感が強く、もう少し見せ方に工夫が欲しかった気がした。しかし私がそう思ってるだけで、実は他の人にとっては「悪くない」「すごいお洒落!」のかもしれない。
右側の大水槽は「金魚特集」も開催されている。この見せ方は横浜中華街の占い水族館で見慣れている上に、観客からは見にくい気もした。しかしこれも私が「田舎の水族館」 の先入観で見ているからで、土日になれば親子連れが大喜びなのかもしれない。
少なくとも、コンテンツはちゃんと詰まっている。
おさわりコーナーが充実

水槽群の建物を出て、お魚にタッチ館(正式名称メモし忘れ)に入る。
この水族館はお触りと餌やりに力を入れている。しかし、チョウザメはともかく、お触りコーナーのエイがかわいそうに見えた。
テッポウウオへの餌やりは楽しそう。本当に水鉄砲を発射してくれるのだろうか。だったら子どもは大喜びだろう。
お魚のお触りの次は、動物のお触りコーナー。
ここだけは別料金(500円くらいだと思った)になっているのは、グロい動物におじけずく子供がいるからだろうか。しかし、この水族館の売り物になるべき場所。有料でヘビを首に巻いて記念写真も撮影できるので、是非とも入ってもらいたい。
ヘビだけでなく、というのか、左にいるレッドイグアナが存在感抜群。同居しているケヅメクリガメを圧倒してる、なお、ケヅメ・リクガメであってケツ・メクリガメではないようだ。
土日になると、小学生の女の子がキャーキャー騒ぐ中、アホの男が触って勇気のあるところを女の子に見せて大賑わいなのか。
あと、アルマジロも地道に可愛い。うさぎとかもちゃんといる。ここが一番おもしろかった。
悪くはないのに

そもそも、本当に廃れてるのかも分からない。土日には千客万来で駐車場も超満員かもそれない。
メインの水槽に改良の余地があるような気がしたが、そんなに悪い水族館ではない。ただ、車組以外の交通の便をどうするのかと、何で駅前が笑っちゃうくらいにド田舎なのか。何よりも、何でここが紹介されないのか。
次の「水族館閉館」にならないことを祈りつつ、30分に1本の田舎駅に向かうことにする。



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