桐谷広人さんは本当に将棋が弱かったのか

将棋・囲碁
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株主優待桐谷広人さんの黒歴史

 株主優待で有名な投資家・桐谷広人さんが将棋のプロ棋士だったことは、「元プロ棋士」としても紹介されるので、ご存じの方も多いだろう。
 しかし、プロ棋士としての桐谷広人の名前を聞くと、「当時」を知っている人は、何かニヤニヤしたり複雑な表情をしたり、「あれ、今だったら完全に犯罪だよな」…が本音だろう。

 河口俊彦氏の「対局日誌」で、ヘボ棋士の代表選手としてポカや悪手を面白おかしく紹介されるだけではなく、仲間からも馬鹿にされているかのような記事。覚えている人も多いだろう。
 桐谷氏は「米長邦雄に婚約者を寝取られた」と告発したこともある。しかし、ケツ出し右翼に抱かれるアホ女なんか捨てて、別のを探したほうが良いとしかいいようがない。生き方が下手な人なのだろう。

AIで奥山紅樹(下里正樹)観戦記を検証する

 しかし、果たして本当に桐谷広人七段は本当に将棋が弱かったのか。
 AI(1万円弱出して買ったポンタマン)を使って、将棋ソフトの鑑賞モードを使って検証してみることにした。

 赤旗の観戦記者である奥山香樹氏も、やはり「桐谷広人氏は弱い」「仲間からも馬鹿にされている」ネタで桐谷イジりをしたことがある。その時の赤旗新人王戦の観戦記(桐谷広人四段vs小阪昇四段)を使用する。
 この観戦記が収録された「盤上に賭ける!」は1979年発行。実はこの本を捨ててしまったて、この部分だけがスキャンしてあった。おそらく、対局も1979年か1978年。随分と昔の話だ。

 この奥山紅樹氏は、「この人の観戦記が読めるから赤旗を買う」とまで言われた名将棋ライター。赤旗記者でありながら、将棋に関する著作も何冊もある。本名は下里正樹…お分かりだろう。オウム真理教問題でも、政党を超えて活躍した赤旗史上最高の大記者。代表作は、森村誠一との共著「悪魔の飽食」だろう。

 しかし、二度と現れることのない赤旗史上最高の売れっ子大記者は、共産党史から抹殺された。除名されたのだ。理由は「戦前の共産党幹部である市川正一が特高に屈服したか否か」となっているが、実は「別件」と言われている。
 森村誠一とのコンビで「しばしば反動勢力が「宮本顕治が殺人者である」と言いがかりをつけるけど、それならば殺してないことを調べようではないか」と話になった。しかし、日本共産党はストップをかけて…
 除名後、消息不明の時もあったようだ。高知で85歳で死んでいた。 

桐谷広人四段vs小坂昇四段の真相
※この部分は将棋を知らないと意味不明ないので、知らない人は読み飛ばして下さい。

さて、桐谷広人四段は本当に河口俊彦や下里正樹に揶揄されるほど弱かったのか。
AI解析(鑑賞モードで1手1分AIに考えてもらった)の結果はこのとおり。
完全に逆・藤井曲線である。改めて並べてみても、確かに凡戦だった。

 データ関係は下記に全部置いておきます。なお、著作権や棋譜使用料ですが、共産党の財産は当然「能力に応じて働き、必要に応じて受け取」れるべきであり、気にしない、よね。ましてや反党分子の観戦記です。

奥山香樹観戦記(上段P94-95 96-97 98-99 中段P100-101 102-103 104-105 下段P107-108 109)

棋譜:kif形式 棋譜(そのもの)   棋譜(AI研究結果)

中飛車vs4六金戦法(ここも将棋を知らない人は読み飛ばして下さい)

 後手の小坂四段に対して桐谷四段は▲4六金戦法(左白黒図)。
 今にして思うとヘンテコな戦法だけど、当時はこれがツノ銀中飛車の最有力戦法だった(笑)。中原誠が24歳で名人位についたときも、大山名人は▲4六金戦法を採用している。

 さて、仕掛けの場面からしばらくして、奥山氏が問題にした一手が炸裂する。
 右カラー図は△1五歩▲同歩△同香の局面。桐谷四段は▲1八歩と打った。確かに「普通はありえない手」である。AI正解は▲1六歩。通常1六歩か1七歩だろう。ただ、後述の通り、AIはそれほど文句を言ってない。とはいえ、評価値はそこそこ下がった。

 そしてもう一つ。桐谷四段自身が悪手だったと語っている左の白黒図局面。
 小坂四段が△3六歩と打った手に対して、桐谷四段が▲同金と取ったのが悪手で、▲同銀と取るべきだったと書かれている。
 AIも同様の意見で「疑問手」認定している。しかし、それ以前に△3六歩は「悪手認定」して、▲同銀だったら逆転して桐谷さん有利だったのだ。なお、△3六歩ではなく△6四角が正解とのこと。

 藤井曲線の直線部が▲1八歩。下が△3六歩(山型の頂点)▲同金(右下がり)。
 いずれにせよ、この将棋の敗着は悪手に悪手をお返しした▲3六同銀であって、▲1八歩はAI的にはそれほどでもない。
 少なくとも、奥山紅樹が観戦記P.107で書いた「序盤40手で勝負がついてしまった」は誤りであることが判明した。

 この将棋でAIが「悪手」認定したのは小坂四段の3六歩だけだけど、以下はズルズルと着実に差が開いていくので、この将棋だけ見れば、確かに桐谷さんはプロ棋士の中で弱かったようだ。

共産党2世で正義の人

 桐谷広人氏の「日テレの束縛」暴露が波紋 相当な不満がたまっているか(livedoornews)
 桐谷さんが、日本テレビが様々なタレントに専属契約を強制したことを暴露したニュースが流れている。正義感が強いのだろう

 桐谷広人さんの父親は共産党の専従。桐谷さんは「ほくほくおいも党員」、宗教2世である。
 株式投資が生業の今、父親の思想は受け継いでないようだ。しかし、一旦納得できないととことんおのが正義を貫く思想は、どこか父親の影響を感じる。
 しばしば日本共産党は素晴らしいことをいうかと思ったら、全く独りよがりで呆れられることもある。また、独善的で周囲から煙たがられることも多く、「共産党だけは絶対に駄目」という人は多い。
 棋士時代の「敬遠される桐谷さん」や、日テレの出演者独占を批判する桐谷さんに、どこか共産党スピリッツを感じる。

 上記の奥山香樹観戦記のP.99に「この人には、他の若手棋士にままみられるような同僚と酒を飲んで騒ぐということもなく、ギャンブルに手を出すということもない」と書かれている。ギャンブルどころか投資家で名を成し、酒も飲むしノーパン喫茶のイブちゃんが大好き、エロ動画見ててウイルス感染した今の桐谷さんからすれば、信じられない話である。しかし、プロ棋士の桐谷広人を知っている人は、間違いなく「酒も飲まずに」の印象を持っている。
 お笑い芸人のような天然ボケの桐谷さんは真面目な男。そして、その真面目さがゆえに、人生の最後でマスコミの女神が微笑んだのだと思う。

コメント

  1. 名主 より:

    将棋はまったくわかりませんが、なんにせよ
    株式や優待券で生活できるのは、やはりなんらかの才能があるのかな?
    と凡人は思います

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