囲碁業界崩壊は避けられない

将棋・囲碁
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「日本棋院4年後に倒産」の衝撃

 一昨日から、囲碁がいよいよヤバいことが相次ぎ報道され、囲碁ファンが慌てだした。「日本棋院“4年後には十分な運転資金確保できず”」がNHK報道、そして「東京本院の売却検討 囲碁の日本棋院」が共同通信。
 以下、今日の日記は過去にここに書いたことが殆どです。何卒ご了承下さい。

波平の無限増殖

 囲碁界の凄まじい「シルバー」化を指摘する声が大きかったようだ。
 笑ったのが下のブログ。囲碁ファンは、自虐ネタで「波平」という言葉を好むようだ。「サザエさんの波平が囲碁を打ってる印象=囲碁は老人の競技」というわけだ。

波平シフトで囲碁を過疎らせる2025年10月22日 00:14
https://news.jp/i/1355828658425348880?c=39550187727945729

 写真とコメントの位置を少し私がいじりました。「1波平2波平2波平…無限波平」現象をといえば、私の日記読者だと、日本共産党を思い出す人が多いだろう。今夏の参院選でも、横浜日吉駅前であっぱれな波平集団を見せてくれた。

日本棋院と日本共産党が似すぎている

少し前に私が書いたブログより
破産・倒産間近の日本共産党 衰退ぶりは日本棋院にそっくり?(2025.5.14)

日本共産用の財政状況(claudeさん作成)
 https://claude.ai/public/artifacts/51445296-bc38-4ed3-898f-09327c5c5f45

日本棋院の財政状況(claudeさん作成)
 https://claude.ai/public/artifacts/99448767-b816-403d-b176-824efb079f58

 財政状況のグラフがそっくりで、破産寸前なところだけが似ているのではない。このグラフには掲載されてないけれど、ファン人口のピークが1970年代で、それ以降下り坂を描いているところも同じ。若い世代の支持層を年毎に失い、波平地獄に陥ってることも同じ。次世代に見捨てられ危機状況に陥っているのだ。
 違うところは、日本共産党は専従党員の給料を下げてリストラして、幹部にに逆らう社員を次々と粛清するのに対して、囲碁は引退の規定がなく定年なし(なんだそうだ)、功労者を優遇するところ。リストラの嵐の共産党、功労者を優遇する日本棋院、どっちも苦戦するようだ。

支持者が少ない囲碁「無理ゲー」「クソゲー」説

 私は囲碁衰退の原因の一つに、そもそも囲碁が「無理ゲー」「クソゲー」ということを指摘した(崩壊寸前、何故囲碁が衰退したのかについて再び)。しかし同意者は皆無のようだ。
 この問題を論じる人は囲碁の有段者高段者が多く、私のように将棋高段者囲碁六級は存在しない。教師が教育や読書を有用と信じて疑わないように、囲碁有段者にとって囲碁が面白いことは疑いのない事実なのだ。
 しかし、整地から石を数える作業は計算ミスが当然の作業。囲碁有段者だってこれが仕事上の数字だったら目を変えて2回は検算する業務(整地正当性確認+地(抜き後も忘れずにカウント)+アゲハマ±6.5)。終盤の未完成状態でそこそこ正確にできるはずがない。正直に教えてほしいのだが、アマチュアのやっとこさ有段者で、ヨセは何目くらいまでが正確なのか。
 「黒と白とが交互に打って、囲った面積が多いほうが勝ち」という競技は、そもそも無理がある。目数掲示板つけてeスポーツみたいな解説つけないと、他のゲームに客を取られてしまうのは自明の理だ。「おっとー! 黒、8目死んでしまいました。だいぎゃくてーん!!」

最大の危機は新聞社の経営難

 新聞社の契約料に依存していることを指摘する人も多かった。
 これは将棋も同じで、「いつまでも あると思うな ヒューリック」、新聞社も斜陽産業である以上、公称150万人弱も存在するとも思えない囲碁のために億単位の金を出すことは、社内的にも猛反発を食らう。
 それは500万弱の将棋も同じで、Youtuberアユムさんは、「藤井聡太ブームが終わった数年後は」とシビアな感想を漏らしていた。

 囲碁や将棋に支払う契約金と囲碁に毎日費やされるスペースで、若い世代に支持されてる売れっ子小説家に原稿を書いてもらったほうが、新聞社内的にも日本国全体にとっても正しい判断。将棋欄も囲碁欄もファンすら読んでない。しかし、成瀬の小説家が書いてくれれば、それにつられて若い世代が新聞や社会の様々な出来事に興味を持つ。
 囲碁・将棋の契約金削減・中止は社会正義なのだ。

囲碁は前衛政党

 業界再大手の「囲碁・将棋チャンネル」。将棋・囲碁チャンネルではない。長い間、囲碁が格上扱いで、将棋ファンも実は「囲碁が格上」と信じて疑わなかったのだ。将棋よりも囲碁が知的で高級。将棋は下等。将棋道場よりも碁会所のほうが多い。教室も遥かに多い。

 しかし、実は囲碁ファンが将棋ファンを超えたことなどただの一度もない(図はネトに落ちていた(レジャー白書2022)。
 教室や碁会所が多いのだって、実は石を交互に打って面積を競う「クソゲー」「無理ゲー」だから、誰かに教わらないと打てるようにならないからではないのか。
 そして藤原佐為を超えるAIというリアル神が登場し、囲碁も将棋も人間最強でない時代が始まった。神の前では全て人間は平等。そうなれば、5級くらいでも面白さが分かある将棋と違って、基礎手筋を一通り覚えても「イミフ」な囲碁が衰退するのは当然である。

若い世代に捨てられた組織は必ず崩壊する

 さて、今までここに書いてきたことの復習みたいな感じで、囲碁業界(将棋業界)の衰退理由を考えてきた。

 一番は、日本共産党と同様に「波平増殖」、いや、波平は全く増殖はしてない。もはや波平しか残ってないのだ。「将棋以上の高級さ」に拘泥し、若い世代・現役世代をEゲームに根こそぎ奪われたことである。

 囲碁も将棋も「芸」でも「道」でもない。ただのゲーム。礼節ならスポーツで身につけたほうがお得。知的能力なら塾や予備校に行ったほうが絶対に身につく。敵は将棋ではなくEスポーツなのだ。

 正直、再生は難しいだろう。
 問題は藤井聡太ブームが終わった将棋界。いや、新聞社は既に将棋という「お荷物」を捨てたがっているだろう。そうしないと社員の生活が守れないのだ。

1年で200万部減「新聞離れ」は止まらず 「一般紙」は15年後に消える勢い(図もここからいただきました)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/05aa97c613e1b6b59b840464a511327b71255845

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