立花孝志の犬笛は犯罪でない

政治・選挙
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 TBSテレビの報道特集をYoutubeで見ていたら、立花孝志の「犬笛」を問題視していた。
 しかし、犬笛を吹いて影響された人間がターゲットを攻撃して自殺に追い込まれても、首謀者のオワカピ立花孝志が恐喝や暴行や偽計業務妨害などに問われることなど、まずはない。
 現に彼が裁かれるのは名誉寄贈であり、「犬笛」行為ではない。

教唆と幇助

 なお、法律の基礎的部分に関しては、有斐閣みたいな出版社が出版した刑法の本と同じ内容を書いたつもりです(自分の意見の部分は別)。ただ、何せ勉強したのは数十年前の話なので、間違っているかもしれません。その際にはご容赦&ご指摘をお願いします。

 まず、教唆犯と幇助犯があるのはご存知でしょう。そして、幇助犯に関しては、実行者が既に犯罪をやる気になってることが条件になります。だから犬笛に関しては該当しません。教唆犯に該当するかが問題になります。
 恐ろしいことに、教唆犯は正犯と同じ扱いになります(刑法61条)。むろん、実行犯と同じ「懲役◯年」が適用されるわけではありませんが、かなり重いのです。

 さらに「共犯」と呼ばれるジャンルには、「幇助」「教唆」の他に「共同正犯」があります。実はこいつも相当に厄介で、特にオウム真理教みたいに「尊師が手を汚さないで弟子たちがポアする」ケース。尊師は教唆犯なのか、潔白なのか(笑)。しかし面倒なので、今回は割愛します。

教唆には具体的な指示が必要

 「犬笛」が「犬笛」と呼ばれる所以は、「イタ電をかけろ」「殺害予告を送れ」と具体的に犯罪行為の指示をせずに、支持者が勝手に「飼い主」の気持ちを察し行動に移すことにあります。自分の知ってる範囲では、「犬笛」概念はKAZUYAが日本保守党信者に対して使い出したと記憶しています。もちろん、上記の意味です。

 仮に、犬笛の「成果」が犬笛を吹いた人(オワカピ)にも適用されるとします。
 じゃあ、日本共産党や脱カルト協会のメンバーや朝日系列メディアが、安倍さん殺害前から執拗に主張している「自民党と統一教会はズブズブだ」はどうでしょうか。共産党カルト担当や脱カルト協会理事や「アカサタン」は、安倍さん殺害事件の教唆犯(正犯扱い)として、逮捕されるのでしょうか。

 もっといえば、表現の自由が認められる現行憲法施行後、新聞やテレビは執拗に「我々の世代は安保闘争で」「今の若者の無関心を見ていると”アホか”と思う」「若者よ、政治に興味を持とう!」と、連日のように安全圏から左翼過激派運動への加入を扇動していました。
 実際問題、過激派の大学破壊がや内ゲバ殺人は、全て新聞やテレビや左翼学者の「犬笛」によるものです。しかも扇動行為との明確な因果関係があります

具体的に犯罪行為を明示し、被煽動者が実行する

 「犬笛」を「言質を取られぬように、具体的行為を指示しない扇動」と考えれば分かりやすい。「◯◯は愛人を10人作ってる」では駄目なんです。「おい、お前ら。〇〇を自殺に追い込め。」「殺害予告を送れ」「メアドはこれ、電話番号はこれ」でないと教唆犯になりません。
 しかも、N信のように、実際に被煽動者イタ電や脅迫カキコをすることが必要です。
 さすがに朝日新聞もタレント文化人も「大学を破壊せよ」「交番を襲撃しろ」とは言いません。更に、1970年代はともかく、今世紀になってから日本国民は賢く正常になり、左翼学者連中の扇動をむしろ犯罪的と攻撃するようになりました。

表現の自由に抵触する「教唆犯」概念

 ただ、そう考えるとです。例えば、左翼が元祖である「抗議電話」はどうでしょうか。「◯◯に抗議の電話をかけよう!」 集団イタ電は立派な威力業務妨害罪や脅迫罪などですもちろん、抗議なんて口実。本心は露骨に業務妨害を狙ってます。
 そう考えると、教唆犯って政治活動の自由や表現の自由とめっちゃ抵触するって思いませんか?
 拡大解釈すれば、全ての過激な政治的表現は教唆犯になります。ネット上に大量に存在する「田村(ゲル・高市etc)なんか社会のガン、人間のクズ」の書き込みに感化されて実行行為に及んだら、言った人間も正犯と同じ暴行・障害・殺人(未遂)の正犯になる可能性がある。
 何せ、言ってる方も「殺されてしまえ」「殺されてもかまわない」と内心では思ってることが多い。ヤマガミ後の言論空間・ネット空間を見れば一目瞭然。安倍さんの悪口を言ってた人の多くが、安倍さんが殺されて「ザマアミロ」と思っていたのです。

 幇助犯ってのは、表現の自由と抵触する可能性が高い。それゆえ、国家権力各位も取扱に慎重なのです。
 それゆえ、人工透析で瀕死の同性愛者お得意の「世界人類の敵、朝鮮人を◯◯し」「良い朝鮮人も悪い朝鮮人もない!」も、表現が故に逮捕されません。
 余命三年の時も、扇動されて弁護士に懲戒請求を出した行動的な愛国者は、弁護士に民事の損害賠償をふんだくられただけ。某元タクシー運転手(本名忘れた)は逮捕されてない。

個人責任が原則、読者よりも言論人が保護される

 日本国の法秩序は読者よりも言論者が優位に作られてるとともに、個人責任が原則になっている。立花孝志が悪いんじゃなくて、立花孝志の言う事を真に受けるN信が悪い。偏向朝日新聞が悪いんじゃなくて、偏向評論や偏向学者の扇動に騙される馬鹿が悪い。

 とはいえ、犬笛行為は道義的な批判を受けます。そして、立花孝志が批判を受ける社会だからこそ、左翼的なコメントテーター、古い表現で言えば進歩的文化人も国民からすっかり見捨てられたのですが。
 ではまた。



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