何故左翼は農民が好きなのか

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何故左翼は農民が好きなのか

 昭和の昔、左翼は農民フェチだった。おそらく欧米もそうだったのではないか。
 悪どい金儲けをする資本家や政治家に対する概念は、何故か農民だった。学者などのインテリを攻撃する際にも、対比されるのは「農民」。
 昭和の戦後高度成長期だったら、農民よりも困ってる人はたくさんいるけれど、カッコいい弱者は何故か「農民」。昔の百姓一揆のイメージとか、地主・小作人のイメージか、革命業界での「農民ブランド」は根強いものがあった。
 もちろん、本物の日本の農民は、高度成長期に革命と極北にいる自民党の大票田であった。しかし、いつか蜂起してくれることを夢見てたのか、左翼は農民ブランドを愛し続けた。

LGBTとAmazon配達人

 もっとも、平成が終わり令和の今、農民ブランドは影を潜めた。左翼業界では、「昔解同今LGBTそこのけそこのけオカマがとおる」。ジェンダーを口実にしたフェミと合体した「ホモレズオカマ」が無敵のブランド力を誇示している。

 しかし、農民の代用物であれば、AMAZONの配達人の方がしっくりくるだろう。そして、生産性がない同性愛者なんかよりも、AMAZONの配達人の人権のほうが重要だ。
 AMAZON配達は普通の宅急便ではなく、AMAZON FLEXという業者に委託しているようだ(以下、間違ってることを言ってたらごめんなさい)。当然のことながら激務で、よっぽど体を鍛えてないと、業務に見合う金を稼げない(参考:「アマゾン「当日配達ドライバー」の過酷な実態」「はやばい?現役ドライバーがAmazon Flexを徹底解説!!」)。
 いくらAmazonが品物を揃えても、配達方法を押さえられたらTheエンド。だから日本共産党も新左翼極左過激派もホモレズオカマではなく、Amazonの流通経路をターゲットにして、ストライキ決行までいければ、効果てきめんである。

「政治に見放された人々」を救ったのは創価学会

 そもそも、「農民ブランド」全盛時代の高度成長期にしろ一億総中流時代にしろ、労働組合は「弱者」をオルグできなかった。
 最も多くの「政治に見放された人々」を救済したのは創価学会だった。佐藤優だったか「創価学会が日本の左傾を防いだ」みたいに言っていた記憶がある。島田裕巳にも「共産党と戦ったのは統一教会ではなく創価学会」旨を何かで読んだ。

 呉智英という「消えた評論家」に、こんな文章があった。革命的芸術家が農民を見事に描けば描くほど、両者の差別性が拡大していく。農民やLGBTを擁護する左翼は、実のところエリートであるのみならず、誰が弱者かも新聞や大学授業で「お勉強」して、「これを擁護すれば良い」「これに反対しなければいけない」と知る。そして、知識が増えれば増えること、差別推進階級として君臨する。

AIによってますます価値が高まる「体力」

 しかし、AIによって、全ての知性が無力になるかもしれない。下手すると、インテリエリートこそが明日の農民・LGBTなのだ。今現在、無敵の商売はスポーツ選手。こればっかりは、いくらAIが進歩しても大丈夫。100%「人間がやってるところに意味がある」から安全。「箱根駅伝走ってる距離、新幹線で1時間」。だから下らないとは誰も言わない。
 もっともスポーツを見る人がいなくなれば、産業としてのスポーツはあっさり滅びる。しかし、スポーツの価値だけは失われない。国語算数理科社会のかなりの部分が、勉強したけど無意味になる可能性は今後ますます高くなる。しかしスポーツだけは、怪我さえしなければ、やった分だけ必ず得をする。
 いずれにせよ、AI化が進めば進むほど、体力の重要性が注目される。ドローンが運んでくれればいいけれど、おそらく限界があろう。

ブルービリオネアの真実 しかし…

 先日の記事で書いた通り、シンギュラリティやAGIが実現し、週休3日とか「そこそこ今より良い社会」ができれば、最も不要になる職業は左翼政党である。しかし、そうはならないようだ。
 もっとも、アメリカのブルービリオネアみたいな現象は、日本の農民にもAmazon配達員にも起きないだろう。というのは、ブルービリオネアは会社から独立して、「雇用」ではなく「請負」で業務をこなしている。アメリカ巨大企業のCEさんが執行役員並の給料をもらってるわけではない。

 しかし、高度にIT化した社会では、密かに「体力勝負」が進行している。

若者よ身体を鍛えておけ 
美しい心が たくましい体に
からくも 支えられる 日がいつかは来る
その日のために
体を鍛えておけ 若者よ
https://bunbun.boo.jp/okera/mawa/wakamonoyo.htm

 これは、日本共産党を中国派を理由で切り捨てられた西沢隆二(ぬやまひろし)が作った詩に曲をつけたもの。なので、この「美しい心が たくましい体に からくも 支えられる日」とは、国家権力が日本共産党を弾圧する日のことである。
 しかし、日本共産党を国家権力が弾圧する心配は、別の意味でなさそうな気配である。AIが進化すればもっとも要らない職業は左翼政党。左翼が抱いた理想への期待は、現在全てAIが担っている。
 だが、いかに素晴らしい理想社会ができようとも、人力が必要な部分が残る。それどころか、AIが進化すればするほど、人力部分がクローズアップされるのが「今の日本」、そして今の世界だろう。

 だから、体を鍛えておけ、若者よ。

コメント

  1. オウマー見習い より:

    >Amazonの流通経路をターゲットにして、ストライキ決行までいければ、効果てきめんである。

    https://zenshin.org/zh/f-kiji/2024/12/f33740203
    一応、中核派はアマゾンの倉庫労働者を組織してはいるみたいです。
    尤も、中核派系組合最大手の動労千葉でさえ、ほぼ瀕死状態で電車を止めるストなんかできていないので、彼らが実態のある組合活動をできているとは思えませんが。

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