左翼当事者以外は、左翼の「我こそ正義」の発言を聞いて、不愉快に思ったことが誰でも一度はあるだろう。いや、国会やテレビ討論での立憲民主党やれいわ共産の発言は、正しいと思っても顔をしかめたことは一度や二度であるまい。まさに気持ち悪い。オエッとゲロ吐くのだ。
しかし、左翼が主張する「正義」はどうして人を不快にさせるのか。それは連中の矛盾した行動、理想に燃える発言と裏腹の批判者や対立者への容赦ない罵倒嫌がらせ、時には暴力…それだけなのだろうか。
今回は、左翼の気持ち悪さを思想的に分析したい。
正統とは何か
学生時代に、G.K.チェスタトンの「正統とは何か」という本を読んだ。何で読んだのかすら忘れてしまった。カバー付きの分厚い本だと思った。

出だしはこんな感じ、だったと思う。何せ読んだのは40年前。内容が不正確な点お許しあれ。しかし、ツボは外してない(少しGoogleった)。
「君、いつも自信に満ち溢れてるね」「いやいや、そんなことないよ」「だけど、論理的じゃないか」「いやいや、論理的に正しくて自信に満ち溢れてる人ならば、精神病院の中にいっぱいいるよ。」「狂人とは理性を失った人ではない。狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人である」。
左翼の正義の気持ち悪さは、基地外の話を聞いている気持ち悪さに似てないだろうか。確かに、基地外は実に「理性的」に正論を述べる。そして聞いている人をイライラさせる。基地外の正義は独りよがりの正義なのだ。人間、理性的になんか動いていない。時には自分も他人も損することを平気で行う。正しくないことを平気で行うのだ。
むろん左翼(病人でない)と基地外(病人)とは全くの別物。しかし、理性だけ論理的整合性だけでおのが正統性を語るところは、実にそっくりである。
反ワク・陰謀論に騙されにくいタイプ

このブログで何回か「無理ゲー社会(橘玲著/小学館新書)」を紹介した。人間は努力すれば幸福になれるのかという永遠の難題に、努力も才能でガチャで決まると問題提起した本である。
その本の本題と外れた部分でも、気になることが書いてあった。神真都Qのような陰謀論を馬鹿にするけど、実は人間は陰謀論的に考えるのが普通。人間が科学的に考えるようになったのは人類史200万年の中でたかだか200年程度。それまでは神真都Qみたいに陰謀論で考えてたのだ、と。
しかし、その「科学的」とやらも怪しい。これも前に紹介したけれど、東京大学大学院が・早稲田大学や筑波大学のが叡智を結集してX(元Twitter)を調査して、何故人は反ワクの基地外になるのかを分析した。
人はなぜワクチン反対派になるのか ―コロナ禍におけるワクチンツイートの分析―
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2024-02-05-001

すると、一部の人間がいう「トランプ、参政党…ネトウヨは馬鹿だから反ワクに走る」とは逆の結果、すなわち『コロナ禍以前からワクチン反対派であった人々は政治への関心が高くリベラル政党とのつながりが強い』のに対して、『コロナ禍で初めてワクチン反対派になった人々は政治への関心は薄い』。そして反ワクと親和性が低いのは、政治に無関心でゲームやアニメの話ばかりしてる人であることが判明した。
もっとも、そんなところを書いたところで、「いや、アニメの連中は反ワクの胡散臭さを見破ったのではなく、やっぱりネトウヨが…」と言い出すかもしれない。その無反省こそが、人々を気持ち悪がらせるのだが…
人間は合理的に行動しない
カール・ポパーという人はマルクス主義を疑似科学であると断定している。実際にそのとおりで、あれは科学に見せかけているだけである。もっとも、それゆえに「科学的社会主義」として多くの人を魅了してしまった。

数年前に流行った行動経済学(ノーベル経済学賞)は、別に「人間は、くじ引いて勝ったら2万負けたら0よりも、無条件で1万円を選ぶ傾向がある」ことを解明したわけではない。経済学が前提にしている「人間は合理的に行動する」は嘘であり、やれ衝動買いだやれポイ活だやれもう一発注ぎ込め、常に感情やバイアスで非合理的に行動していることを解明した経済学である。
全ての人間が反理性的に行動する。理性的な人間も必ず反理性的に行動する。だから左翼の行動は矛盾に満ちている。
ババアより若くてかわいい子が、キモヲタより金持ちのイケメンがいいに決まってる。外国の風習よりも日本の風習の方が良いに決まっている。しかし、他人に対してはそう言わない。もちろん自分だって、他人にお説教した綺麗事を守れない。
反カルトよりもカルト宗教の方が「良い人」「常識的」「マトモ」

統一教会の味方で有名な白スーツ中山立樹弁護士が、家庭連合信者と会って「なんていい人なんだろう」と驚いたという。おいおい、家庭連合統一教会に限らず、オウム真理教だってめっちゃいい人だぞ。
左翼の温床であることが公然の秘密な脱カルト・反カルトよりも、カルト宗教のほうが常に「いい人」どころか「常識がある」「マトモ」 なのは当たり前だ。カルト宗教の連中は理性以外を信じているのだ。ただ、どこかネジが2~3本外れてて、「じゃあ万物復帰もやめるよね」「じゃあ尊師に言われてもポアしないよね」と言われても、しちゃうのだ。
カルトよりも反カルトが気持ち悪いのは困りものだけど、理性以外を軸に置く人間も案外と厄介なのだ。とはいえ、公明党サブチャンネルを見ていると、「これが絶対に出来ないのが日本共産党」と思ってしまう。極端な話、公明党ならば長井秀和だって番組に出すかもしれない。しかし、共産党は絶対に松竹伸幸を出せない。正しくないものとは徹底的に戦うからだ。そうそう、そう叫んでたカルト教祖がいましたな。
自分を笑えるか
日本共産党などの左翼は自虐ギャグができない。他人を笑うのは得意だけど、自分を笑えない。自虐ができるのは、自分が不完全で情けない存在と思っているからだ。
そして、他人ばかり笑ってる人間の発言は、必ず気持ち悪がられる。
やっぱり、全てを理性で判断する左翼は気持ち悪い。オエッとゲロ吐くのは当然だ。



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