そもそも、高市早苗ちゃんは「解散する」なんて一言も言ってない。あれ? 私「解散」なんて一言も言ってないですよ」ってケロッとしたら、どうするんだろう(沓沢亮治ボウズPさんが肺炎の中同じ事を言っていた)。
立憲の神谷宗幣が主張する「一級候補と二級候補」の真偽は

しかし、自公政権は終わった。そして立憲公明党の正式名称が中道改革連合に決定した。自分には立憲民主党が全員すんなり移籍するとは思えないけれど、今現在、反乱は「立憲の巨大電波塔」原口一博さんくらい。参政党ではなく自前の党を模索しているようだ。
ところで、原口一博がいってる「中革連合では一級候補と二級候補に選別され、比例名簿上位を一級候補である公明党が占める」って本当なのだろうか。

確かに「中道」改革連合は公明党主導に見える。公明側は「オウム真理理教からアレフに移籍する」のに対して、立憲側は「AKB48から道玄坂69に移籍する」ように見えてしまう。しかし、蓮舫レベルの大御所も中革派に移籍する気のようだし、蓮舫がさーや様の格下て納得するとも思えない。
とはいえ、全移籍がすんなり決まるとも思えない。創価学会員も「何だかなあ」だろう。
中革派ネタ、解散総選挙開始までもう少しエンジョイできる気がする。
改めて自公政権を考える

さて、前評判絶大の高市早苗ちゃん率いる自維連合に、中革派は善戦できるのか。正直、あまり期待できないと思う。少なくとも、立公連合は自公政権のようになれない。以下理由を述べてみたい。
「自公政権とは何か:中北浩爾(ちくま新書)」という本がある。無敵の第二次安倍晋三時代を前提にした新書本だけど学者独特の下手くそな日本語で分かりにくい。しかし、おそらくこういう事が書いてある、と思う。
連立政権とは普通(1)過半数をぎりぎり満たす相手(2)自分の政策ともっとも近い相手をパートナーに選ぶ(今の自維が典型)。しかし自公政権は(1)(2)どちらにも該当しない。政策も思想も支持母体も異質の2チームが合体している。『自民党は「統治者の党」であるのに対して、公明党は「庶民の党」』(P.264)であり、『P.265の筆者の言葉を使えば、新薬が完成した際に、どうやって全国津々浦々に売りさばくかを考えるのが自民党、副作用がないか心配するのが公明党』。

しかし、これが絶妙のタッグだった。財界や経営者団体や農業団体などを中心に組織を持つ自民党に対して、既存組織に入れない庶民層に抜群の強みを誇る「貧乏人と病人の宗教」を誇る創価学会が母体の公明党。この2団体で、日本の大半の階層がフォローできるのだ。
安倍総理無敵時代に確か島田裕巳先生が「自民党と公明党がいれば他は要らない」旨をX(当時twitter)で発言していた記憶がある。しかもどちらも組織の力で動くので、構成員の末端層まできめ細かい要求を拾える。自公政権の網に引っかかってないのは、公務員とかインテリエリート(学者や弁護士など)及び教育やマスコミとかくらいだったのだ。
人権感覚:似ていて異なる「立憲支持層」「公明支持層」

さてその公務員やインテリエリートや教育やマスコミに強みを持ってるのは言うまでもなく立憲民主党である。一方、立民・民民の労組から相手にされない層に強みがある創価学会公明党。どちらも「人権派」という点では似てなくもない。
しかし、インテリ体質が強い立憲民主党は、それこそLGBTやヘイト反対や歴史認識など抽象論を好む。一方公明党は「儲かってナンボ」であり、常識や家族や生活などの「ささやかな幸せ」を重視する。同じ「人権派」でも、現実論志向とと理想論志向、具体的と抽象的。感覚があまりに異質すぎる。
自民党と公明党は社会的地位が違っても「儲かってナンボ」でけっこううまくいった。しかし立憲公明党は学者と商売人のタッグ。この2団体では選挙協力すらうまくいかない気がする。
立憲民主党=日本共産党、創価学会=カルト

しかも、両政党とも若い世代に人気がない。創価学会=統一教会で、立憲民主党=日本共産党。どちらもイデオロギー集団なので、若い世代にオエッとゲロ吐く人が多いのだ。
多くの創価学会員が獲得した「家族」「ささやかな幸せ」という大勝利を得られない「令和貧困層」は、極右が獲得するのが世界的傾向である。しかし日本では、その層を安倍さんがゲットした。そして今ネットを見ていると、高市総理が「令和貧困層」のハートを鷲掴みしたように見える。
2月上旬投開票と言われる衆院選挙、またもや「何の特徴も取り柄もない」「労組依存」国民民主党が、自民党以外の票をかき集めるのではないか。



コメント
中改連、改憲も原発も容認するみたいなので、右にも左にも振り切れないで失敗するという、小池新党・希望の党の二の舞になると感じています。
また選挙が終われば、もとの公明と立憲に分裂するのではないかと。
あんまり明るい未来が見えてこないです。
まだ立憲共産党の方が安定感があるような(笑)。
本当にまとまるのでしょうか。
どっちの兵隊たちも「あの人達のためにやるの?」って思いそうな気がします。
もっとも、創価抜きの自民党が、高市ブームでどれくらい増えるのかも分かりません。
島田先生曰く立憲と公明の合流は典型的な弱者連合とのことで、宗教と労組という、個人と社会を結ぶ中間団体が軒並み衰退している中で、これら二つがくっついたところであまり良い見通しがないだろうとのことです。
そして、そのような中間団体的なつながりそのものが求められなくなっているわけではなく、そういったものを求める人たちが引き寄せられているのが参政党のような、陰謀論・ナショナリズムベースの極右(といって良いのかよくわかりませんが)勢力とのことです。
まあ、この日記でも散々述べられていることだと思います。
https://agora-web.jp/archives/260117042354.html
https://note.com/nice_tulip662/n/nf10352e37dc9
それでも、「落ち目の創価学会」の力で十分政界に影響力を与えられる。人数だけでなく質を考えると、立憲くらいは簡単に振り回せる。立憲好きな評論家気取りインテリ気取り労組に、創価学会みたいな「ポスター全部張ります。電話かけまくります」は望めないからなあ。