AIを真似した対局(棋譜)にも使用料は必要です!

将棋・囲碁
https://www.youtube.com/watch?v=b6paho3siGU
将棋・囲碁

当然と言えば当然の判決

 竜王戦棋譜 無断配信”ユーチューバーに賠償命じる 東京高裁/NHK2026年3月12日午後5時58分
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015073911000

 確か最初の裁判で、判事が将棋業界の生業を知らないようで、「棋譜は野球の試合結果と同じで無断使用可能」と変なことを言って、てYoutuberを勝たせちゃった。そこで話がおかしくなってしまった。

 将棋業界の基本的な経済構造を知っていれば、将棋連盟や新聞社の言い分が正当なことは容易に理解できる。
 日本将棋連盟は棋譜を新聞社に売って、その契約料が主な収入になている。よって、それを新聞社に無断で使われては、新聞社は経済的に損失を受ける。以上。映画館やコンサートで勝手に録画してYoutubeに流しちゃ駄目でしょ、同じじゃん、というわけだ。
 「でも藤井聡太の棋譜って、最初の方はAI棋譜の無断引用だぜ」「角換わりの対局は初手から2/3がAIをなぞってるだけ」「升田賞って実はAIが独占」と拗ねたって、駄目なものは駄目。藤井聡太や伊藤匠がAIをなぞっても、それは研究。囲碁・将棋チャンネルをピコれば無断利用。それはそうなってるのです。

切り抜き動画で「見る将」

 しかし、法律的には簡単だけど、実際はそう単純ではない。
 実は、将棋も囲碁も競技人口激減中の今、新聞に速報で載った棋譜なんて将棋ファンですら大半が並べてないのだ。そもそも将棋のベタ棋譜を将棋盤に並べて、理解できる?

 「はい、そうなんです! だからあ、有料ですけど、プロが解説してくれる生中継放送を見ましょう!」と、そうなる。
 でも、名人戦は2日ぶっつづけ。1日制でも10時に始まって深夜終了なんてザラ。そんなの見てる堅気の人はいない。
 それよりも、元奨励会(プロ養成機関)在籍者やアマチュアトップクラスが作ってくれる「切り抜き動画」が実にありがたい。分かった気分にしてくれる。私もアユムや見る将将棋チャンネルを愛用している。

棋譜並べはオウム真理教「グルのコピー」

 将棋を知っている人ならば、「棋譜並べ」という名の苦行をご存知で、有段者になった方は実施してしまった人も多いと思う。次の一手を隠して、自分で考え予想しながらプロ棋士の棋譜を再現する。
 今思うと、オウム真理教の「修行するぞ」マントラでグルのコピーになるのと同じ発想だ。しかし、こんな荒行、プロになろうとかアマ全国大会優勝とか、せめて県代表になれないか目標がなければやる筈がない。初段を目指すのならば、将棋切り抜き動画で十分。
 それに、パソコンとソフトがあれば、藤井聡太よりも強い奴と捺せるし、ソフトによってはレベルを下げることも可能。アマ有段者が目標であれば「帰依マントラ1万回」なんて必要ない。
 プロ棋士の「印刷された棋譜」って、どこまで有用性があるのだろうか。

アマ将棋・ヘボ将棋を見るほうが「面白い」

https://www.youtube.com/watch?v=b6paho3siGU

 いや、それどころか、今やアマチュア棋士が堂々と自分の将棋ウォーズの対局を流している。そして、プロ棋士のよりもアマの中継の方が面白いのだ。
 ブッチ君みたいに喋れるプロならいいけれど、プロ棋士よりも「そら」さん(アマ強豪)の動画の方が面白い。そして、アマトップの将棋ならば級位者が見たって勉強になる。
 いや、勉強にならなくても、楽しけりゃいいじゃん。「こっちの方がかわいい」とか「こっちの方が話が面白い」とか、級位者の将棋を有段者が楽しむ現象だって起きる。そして、そうなることが「将棋がバズる」ということだ。

新聞社と囲碁将棋、斜陽コンビでは…

 そういえば私も、将棋ネタ毎に鎌田美礼の肖像権を侵害している。今のところ文句は来ない。
 棋譜無断利用だけど、「目をつぶる」のが最善手な気がする。評価値放送も既に定着している。もっとも、前述のアユムさんに言わせれば「俺は金を払ってるぞ」だろう。完全無視というわけにもいかない。将棋連盟や新聞社の言い分は、間違いなく法律的に正しい。

https://www.shogitown.com/school/dictionary/strategy/i-hineri.html

 いろいろな意味で、将棋の経営システムが時代遅れになっている。そもそも斜陽産業の将棋を支えているのが斜陽産業の新聞社のコンビ。時代錯誤になりがちだ。
 アイコンをクリックすれば、藤井聡太よりも凄い相手と平手を指せるのが今という時代。「矢倉を制すものは将棋界を制す」「先手必勝定跡が生まれるとすれば縦歩取り」の感覚でうまくいくはずがない。「将棋はオクの深いほうが勝つ」のではなく「AIで検索したほうが勝つ」のだ。
 例えば名人戦の2日制。おそらく2時間で十分だと思う。将棋を知らない人(日本人の圧倒的大多数)は、それでも長いと感じるだろう。その代わり完全生中継。白玲でそれができないか。棋聖戦でもいい。気合で2時間どころか1時間。優勝賞金は5000万円! 名人・竜王戦の倍!
 いずれにせよ、将棋界は苦戦するのは時代の流れなので仕方あるまい。とにかく駒の動かし方を覚えてもらうことだ。

 あ、余談だけど、えだのんが将棋好きみたいだよ。

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