運を支配する(桜井章一・藤田晋著):麻雀20年無敗は可能か?

将棋・囲碁
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 麻雀20年無敗伝説を誇る「雀鬼」桜井章一に興味を持って、代表作らしい「運を支配する」を買ってみた。この本はABEMA社長(サイバーエージェンド)の藤田晋との共著で、「運」を中心に様々な「勝負」に関する出来事を語るいわゆる「お説教本」である。

「洗面器から最初に頭を上げたやつが負ける」ってオウム真理教か?

 「洗面器から最初に頭を上げたやつが負ける(P.34)」。麻雀はオウム真理教の修行だったのか。この表現、確かに非凡なセンスを感じる。
 しかし、正直そんなに面白いと思わなかった。 「開き直り」は「逃げ」である(P.124) のは確かにそうだが、開き直って大リーグボール1号を編み出した読売ジャイアンツの投手もいた。開き直ると緊張がほぐれてうまくいくものなのだ。
 ただ、「努力にこだわると成長が止まる(桜井:P.133)」「努力は勝率を上げるが、成功を保証しない(藤田:P.135)」というのはそのとおりで、お説教本の世界でも努力の信頼度は実に低い。

ヤー様は「賭博20年間無敗」の公式記録を取ってるのか

 私は決して、雀鬼よりもABEMA社長の方が信頼できるなんて偏見を、大いに持っている。ゆえにどうしてもABEMA社長の方だけ真剣に読んでしまう。
 だって、麻雀みたいに運の要素がある競技で、20年無敗っであり得る筈がないじゃん。「麻原尊師が空中浮揚」レベルの嘘に決まってる。そもそも、この人は闇社会の代打ちでしのいでたらしいけど、犯罪である賭博の勝敗記録を、ヤー様は証拠として記録してるのだろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=_UdY70m16QE

 以下、私は麻雀のルールを全く知らないので、チャッピーに教わりながら書きます。
 チャピーいわく「トータル収支でプラスなら「負けてない」と解釈」「半荘単位では負けていてもカウントしない可能性」を考えても、麻雀は「実力7:運3(人によっては6:4)くらいのゲーム」なので、「一度も負けない」はほぼ不可能。しかし「圧倒的に勝ち続ける」はあり得るとのことである。

世界レベルではチェスが人口を増やしている

 ところで、皆さんは将棋・囲碁・麻雀・チェスその他オセロとかそういうの、やりますか?
 私は将棋だけがそこそこで、囲碁とチェスを「ルールだけ知ってる」レベルです。囲碁は途中で挫折しました。地が人によって地でなかったりするのが不快だし、「不格好な形+抜き跡みたいなの+アゲハマ+6.5」は事前計測不可能です。整地で過失ズルしそうだし。

https://x.com/chess_feed/status/2041770405354979771

 チェス、この前、評判らしいソフトの一番弱いのと戦ったら負けました。しかし、SNSに転がってるcheckmate問題がたまに解けちゃったりします。
 だって、真っ先に女王様をただ捨てる手を考えるもん。「どうせこの歩成、女王じゃなくて桂なんだぜ」とか、多少将棋の勘が働く。当たり前だけど、将棋やってる人はチェスが理解しやすい。駒の動きが違うだけで、王様取れば勝ちなのは同じ。


 そう思うと、日本で将棋が生き残り、世界レベルでチェスが生き残るのは当然に思えますが、競技人口が減少する将棋に比べて、チェスは競技人口を拡大させています。
 欧米だけでなく、インドで爆発的に増えた。中国も盛んで、しかも強い。日本の将棋・囲碁と同じく、教育と親和性があると考えられてるようです。
 また、囲碁も韓国ではピークを過ぎたけれど日本ほど落ちてはなく、子供囲碁塾は健在です。中国ではむしろ拡大しているらしい。(以上、全部チャッピー

そのチャッピーに言わせれば
 囲碁:文化・伝統に依存 → 苦戦
 チェス:ネット・娯楽に適応 → 成長

なるほど。あのズンチャカズンチャカうるさい音楽で指す「将棋ウォーズ」、正解だったのか。

 

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