本当に政治テロで狙われるのはいつも保守派なのか

政治・選挙
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カークさん殺害で湧き上がる「保守派ばかり殺される」は本当か

 アメリカの保守派(ネトウヨ?)カークさんが殺されて、Xでは「またも保守派が狙われた」「狙われるのはいつも保守派」の声が上がっている。

 未だに安倍晋三さん殺害事件が生々しいので、そのような声が上がるのも仕方がない。しかも最近の日本共産党の参政党に対する暴力的嫌がらせがイメージを補完する。

 しかし、日本に関して有名どころの政治的殺人を何となく思い出してみると、浅沼稲次郎に嶋中事件に本島等に赤報隊、太田薫も選挙期間中に襲われている。一方左翼過激派は内ゲバばかりで狙うのは「日共民青粉砕」ばかり。保守派大物を襲った記憶がない(実は違う、後述)
 ヤマガミは左派的イデオロギーがないようだけど、反統一協会は「共産党」カウントなので「左の犯罪」と数えられ得る。しかし、岸田さん殺人未遂はヤマガミの模倣犯。 本当に、日本でも、アメリカでも、そして世界でも、潮流は「左が右を襲う」に変化したのだろうか。

チャッピー裁定「アメリカは今でも右が殺す」「日本ではそもテロが減少」

 いろいろ素人が語っても仕方がない。専門家にご登場いただこう。一流政治学者やジャーナリストよりも信頼できる「あいつ」である。さよう、チャッピー5だ。
 チャッピー裁定では納得行かないかもしれない人もいるだろう。しかし、じゃあ彼以上に誰が信頼できるの?
 チャッピー裁定は以下の通り。

日本:歴史的に「右→左」を狙う象徴事件が有名だが、“左→右”へ明確転換と断じる統計はなし。全体としては暴力事案が長期減少、個別動機型が注目されがち。 警察庁+1

米国右派系が致死的イデオロギー暴力で多数という実証が継続。個別事件だけで「常に保守が狙われる」とは言い切れない。 CCJLS+1

他の民主主義国欧州ではジハード主義が主要脅威だが、右派単独犯・左派/アナーキスト系の低強度事案も併存。年・国によって様相が変わる。

 さらにチャッピー5さんに「日本国内で“政治家/政党/メディアなどターゲット別”に起きた主な政治暴力の年表」をお作りいただいた。
https://sinzinrui.fem.jp/wp-content/uploads/2025/09/6476973369bb0219ffbed240f11b0c3d.pdf

 おーおー、言われてみれば、左翼もハイジャックとかテルアビブとか頑張ってたなあ。
 しかし、チャッピー5の言う通り、ヤマガミも日共系左翼とは言い難いし、岸田さん殺人未遂は模倣犯。襲われるのは右が多いけど、殺人犯はむしろ左右とも減少している。

アメリカは未だに右派が殺す ヨーロッパはイスラム教が殺す

 アメリカ・ヨーロッパでは下記のとおりのチャッピー裁定でした。

アメリカ

  • 致死的暴力の加害イデオロギー比較
    • START/ECDBや査読論文の集計では、1990年代以降のイデオロギー動機殺人は、件数・犠牲者とも“右派系”が優位。左派系は一部年で複数犠牲を伴う事件割合がやや高いといった特徴はあるものの、総数で右派が上回るという結論。 CCJLS+1
    • ADLの年次報告でも、近年の“極端主義者による殺人”の大半が右派系と繰り返し報告(例:2023年は確認された全“極端主義殺人”が右派系)。 Axios
    • CSISデータでは、近年、選挙関係者・公職者等“政治ターゲット”への国内テロ攻撃・共謀が増加という警鐘。 CSIS
  • したがって、「狙われるのはいつも保守派」という包括的断定はデータと整合しません保守系著名人が狙われる事件は現実に起きる一方で、全体の“イデオロギー動機の致死暴力”は右派系が多数というのが長期統計からの見取り図です。 CCJLS+1

欧州ほか(TE-SAT)

  • EU全体では、致死性の面でジハード主義が依然主要脅威。ただし右派単独犯の脅威は持続左派・アナーキスト系は“件数としては”一定数継続という描写。2022年の死亡例はジハード2名、右派2名という年もありました。 Europol
  • 最新TE-SAT(2025)は、ガザ情勢やウクライナ戦争が各イデオロギーの暴力化を刺激していると総括。つまり、“誰が誰を”は各国・各年の政治情勢に左右され、単純化が難しいのが現在地です。 Europol

 もう少し詳しく知りたい人のために、チャッピー5さん作成の「START/ECDB および関連研究から得られる「右派(far-right)による致死的暴力・殺人(ideologically motivated homicides)」の具体的数値」を置いておきます。

 そう言われてしまうと、私は降参します。そうとしか言いようがない。
 なお、チャッピー5裁定に文句がある方がいましたらコメントください。私がそのコメントをチャッピー5に放り、回答をお教えします。
 ま、Xで叫んでる左右の匿名汚物が、大学院博士課程レベルのチャッピー5に敵うはずがないけど。

何故保守派ばかり狙われてるように感じるのか

 それでは、何故保守派ばかり狙われてるような感覚に襲われるのか。
 簡単である。注目される政治家が、日本・欧米・アジア問わず、民主主義国では全員右・極右だからだ。殺す価値がある政治家は全部右。左はウンコだから殺す価値すらない世界レベルで相手にされてないのだ。

 共産党がいう「資本論がブーム」なんて嘘。アメリカもヨーロッパもナチナチ。政権奪取して初めてニュースしてもらえるくらい、勝って当たり前なのが極右。
 日本だって参政党がブレイク。マスコミもおこぼれで参政党悪口書いて儲けてるのが現状。しかしいくら文句を言っても「代わりにこの政党」なんか示せない。
 有権者も悪口だけの連中を相手にしない。選挙で共産党に断固たるノーをつきつける一方、だらしない自公政権に変わって選んだのは民民・参政・ハゲ。維新も下馬評と違って下落しなかった。

 自民党総裁選も高市早苗が引っ張っている。高市早苗を叩いても、じゃあ積極的に「誰それ」があるわけではない。全て右・極右が問題提起して、その問題に対して左があら捜しするパターン。
 要するに、右しか国民の期待に応えられない。国民に対して明確なビジョンを示せるのは右だけ。もう、「日本共産党はソ連・中国と違って自由と民主主義を」で騙せる時代は終わったのだ。

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