選挙ポスターに品位を求める公職選挙法の改正にしろ、SNS規制で議論になっている情プラ法改正にしろ、2馬力選挙規制も見据えているのだから、これは立花孝志を規制する立花禁止法である。
ヘイトスピーチ規制法も桜井禁止法であると呼ばれた。ネットが生んだ2人の好対照なカリスマ運動家。結果として、行き過ぎでネット規制が強化されるだけで政治生命を終えるのだろうか。
ポスター品位保持、参院選適用=広告に罰金、改正公選法成立(時事通信2025.3.26)
https://sp.m.jiji.com/article/show/3478766
矢嶋尋も桜井誠も規制されないのが理想

矢嶋尋から桜井誠まで規制されないのが理想である。
いわゆるヘイトスピーチだって、移民政策反対そのものは自由すぎるくらいに自由にやって全く問題ない。しかし議論が過熱して「○○人を日本から○き出せ」と叫ぶこともあるので、規制は極めて慎重でなければならない筈である。
もっとも暴力革命の言動は野放し状態だし、ヤマガミのように左から右の表現の自由を暴力で破壊する行為には、「知識人」は寛容である。一方、へイトスピーチ禁止法は罰則なしで実は文字通り「桜井禁止法」なのに、拡大解釈され「ネトウヨ垢BAN」の口実に悪用されている。「表現の自由は尊重されるべき。しかし差別は許されない」みたいに、「表現は自由だけど○○は例外」を認めると、必ずそこを突破口に言論封じが始まるのだ。
しかし、現実はともかく、オウム真理教にもヤマガミ気分な左翼にも表現の自由があるのが理想なのだ。政治的イデオロギー的な議論は、あくまでも表現の自由の範囲内で解決すべきである。
全て立花孝志規制法

ポスター規制はやむを得ない気がする。それですら、河合悠祐のヌードポスターに関しては議論があるところだ。如月ハニーのヌード変身だってあるのだし、今どきのガキが裸ごときで驚くとは思えない。
しかし、世の中が「さすがにまずい」に走ってしまった。自分も正直「規制やむなし」派である。まさか、出会い系のQRコードを選挙ポスターに貼る人間が現れるとは思わなかった。内野愛理の本質を見誤ってはいけない。後藤輝樹はもっと豪快に脱いでいる。あの女、実に罪深い。
オウム真理教サリン事件が生々しい頃、小林よしのりが「野球のルールブックに、マウンドですき焼きを食べてはいけない」と書いてないけど、そりゃしないだろうって。しかし、内野愛理や立花孝志のせいで、「マウンドにすき焼きを食べてはいけない」を公選法に記入せざるを得なくなったのだ。

2馬力選挙にしろ、それに近いことは昔から行われてきた。大昔の都知事選に出てきた「美濃部亮(みの・ぶすけ)」さんのように有力候補の似た名前の泡沫候補出馬は、現在でも時折「嫌がらせ」と噂される。
もっとも「成果」を上げたことは少なく、実際に「嫌がらせ狙い」なのか真偽が分からない(美濃部亮は絶対にそうだけど)。
前回の衆院選での日本共産党の選挙区候補のは、立憲民主党への嫌がらせと言われている。今回の立花孝志だって、本人が勝手に「2馬力」と言ってるだけで、応援された方は馬力が下がるのでひたすら迷惑がっているのだ。
表現の自由を守る「オウム規制法」「桜井禁止法」
いずれにせよ、もう規制に走り出した。県議会議員が自殺したので、ヒールの女子プロレスラー木村花の時のように話が深刻になってしまった。しかし問題は斎藤元彦周辺だけではない。

ポスター規制の原因になった都知事選だって、小池百合子陣営にしてみれば「蓮舫応援団の嫌がらせは完全に犯罪レベル」と言いたいだろう。実際に私が見に行った限りでは、ただの演説妨害である。
いずれにせよ、右も左も「規制やむなし」に走っている。今回の規制は、全党で進んでいる。
だが、選挙演説規制となると、必ず「選挙演説の規制は慎重にしなければならない」と前置きをして、「しかし○○は例外」が必ず飛び出す。それを避ける意味では「立花禁止法」は正解なのだ。「オウム規制法」「桜井禁止法」そして「立花禁止法」。誰にも適用される可能性があるけれど、実は特定1団体にしか適用されない。だから表現の自由に対する侵害可能性が低い。
桜井誠と立花孝志というネットが生んだネット育ちの2大カリスマ運動家。結末が、規制を産んだだけ。なんか淋しい気がする。
コメント
立花がもたらしたものといえば、ナタで斬りつけられるという事件も起きたので街頭演説自体が難しくなるんじゃないでしょうかね。まあこれは、立花がもたらしたというよりヤマガミ応援団がもたらしたものですが。
カイヨー研究開発機構様
小池百合子都知事の応援演説は金属探知機検査やってました。「立花ごとき」が襲われるとなると、どの政党も金属探知機になってしまうのでしょうか。もっともちょっと野次っただけで「私人逮捕」って騒いだのも立花ですが。そして、いわゆるしばき隊が本格派に選挙妨害しても、お咎めなし。