将棋女流プロの白玲杯5期(クイーン白玲)でプロ棋士フリークラスに編入。
それも相当に凄いけれど、白玲戦と(昔からある)棋聖戦の優勝賞金が4000万+1000万で5000万に上がるというのが更に凄い。

棋聖戦、昔は年ニ回のローカルタイトルで、プロレスで言えばラッシャー木村のIWAへビー扱いだった。しかし一気に最高権威に。
それもさることながら、女性の白玲戦が賞金額のトップ。竜王よりも白玲の方が格上。離婚サホリ魔エロエロエッサイムよりも西山朋佳の方が格上なのだ。
どうせならば、棋聖戦4000万白玲杯6000万にして、将棋界で一番偉いのは女性の白玲にすれば面白かったと思う。
無視される「序列」
もっとも、序列は予選を含めた契約金で決まる。ヒューリックが白玲戦の予選にいくら出してるのか分からない。読売朝日毎日のような無駄遣いをする企業が東証一部になれまい。それは棋聖戦も然りで、仮に予選に読朝毎以上の金(3億円以上)を出したとしても、不動産賃貸業にメリットがあるとも思えない。
そもそも将棋タイトルの「序列」とは、あってないようなもの。というのは、十段戦が竜王戦に改称され賞金額がNo.1になった際に、はっきりと「竜王戦>名人戦」になった筈なのだ。このことは、設立当時に明言されている。しかし将棋業界は「名人>竜王」で何もなかったように動いている。
だから「賞金額」「序列」がどうであれ、名人>竜王>棋聖…ここもうやむや…>女流名人>白玲で動いていくのだろう。
ヒューリックとメガネスーパー

話としては面白いけれど、ヒューリックに何かメリットがあるのだろうか。ふと、SWSプルレス(メガネスーパー経営)を思い出してしまった。プロレスに無駄金使ったこの会社、プロレス業界でも全く評価されずプロレス撤退。現在、会社は赤字続きで2024年1月に上場廃止になってしまった。
「メガネスーパーとヒューリックは違う」「プロレスと将棋は違う」と果たして言えるのか。今回のヒューリックの発表を知って、「何と言う太っ腹」「さすがヒューリック」と思ってるのは将棋ファンだけで、多数派はむしろ「この会社、今は経営順調だけど、大丈夫なの?」と思うだろう。
それでも、将棋連盟側ウハウハもいいところ。ヒューリック西浦社長に香川愛生が突撃するレベルである。いや、鎌田美礼と男性スタッフでヒューリックに挨拶に行く予定が、男性スタッフが直前に全員ドタキャンして…
阿含・桐山杯と赤旗名人戦
そう言えば、囲碁のまいんどこんちょろうるな棋戦「阿含・桐山杯」ってまだあるんですね。今調べたら、賞金金額1000万円なんだ。WIKI見てたら「2022年までは毎日新聞社も後援しており」と書いてあり、へー、そんなことがあったんだ。

そういえば将棋の赤旗新人王も、羽生世代が大暴れしてた頃は「もっとも優勝するのが難しい棋戦」と言われたが、最近は「権威」も衰えたようだ。まあ、スター記者奥山紅樹を例によって例のように除籍追放しちゃったんだから自業自得だけど。ちなみに賞金は200万円らしい。阿含宗に比べて随分とケチだ。
もっとも、日本共産党は将棋を手放すまい。アマチュアの全国大会「赤旗将棋名人戦」の一環。アマ棋界でも赤旗名人は全国タイトルに数えられ、かつ赤旗名人戦は級位者向けの下のクラスまで作ってある。新規信者獲得の一環で将棋をやっているいのだ。
ヒューリック大盤振る舞いの件、産経新聞も相変わらず主催するようだ。しかし、産経新聞もフジサンケイグループも大苦戦中。「棋聖戦なんかヒューリックにあげるよ」が本音ではないのか。
いずれにせよ、将棋業界にとってはめっちゃ嬉しいニュースだけど、将棋と関係ない人にとっては「何のメリットがあるの?」だと思う。
コメント
女流棋士、棋士、AI、弱い順に賞金が高いとは!
すごい! 確かにそのとおりだ!!
いろんなSNSを見てみてみました。5期白玲獲得しても、フリクラに入ったら大幅減収という指摘を散見します。
確かにそうです。
5期白玲で2億5千万獲得。そして男性と一緒に試合したら年収200万。間違いなく、この資格をtれる人は女流枠の方が収入あります。
フリクラに入ったら、一勝したら100万円ゲトなんて、A級クラスに勝てないとありえないもん。