AIは肉体労働の味方か

AI・テクノロジー
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大量解雇 AIが頭脳労働を駆逐した

ブルーカラーとホワイトカラーの賃金逆転?AI登場で「稼げるのは水色人材」【報道1930】/TBS
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2273838

 アメリカでのAI化による大量解雇が日本でも話題になっている。それと同時に、CEさんや機械からみで知識と手作業が必要な人達が、判断業務オンリーに比べて高い給料を得る逆転現象が一部で起きているという。

 AIが問い直す、人間が生きる意味 AIが問い直す、人間が生きる意味 人工知能VS人間は、将棋でも日常生活でも? (中央公論 Digital Digest)(2017)という対談を読んだ。最近はピンで雑誌記事の対談を売ってるんですね。
 時は2017年。語るのは将棋界の羽生善治と東大教授の酒井邦嘉。酒井教授いわく、マイケル・オズボーンの「未来の雇用」を批判して、『高度な熟練と経験が必要とされる時計修理工やカメラ修理工がリストにあえるだけで、その信憑性が疑われます(P.121)』
 へー、学者の言うことも、たまには当たるんですね。『AIによって人間が駆逐される…しかしそれは、AI特有の問題ではありません(P.121)』、革命的な科学技術全てに言えるんだよ、と。

頭脳労働が要らないから週休3日制が実現できる

 とはいえ、頭脳労働だけの人間が駆逐され始めたのは事実だ。ただ、それはAIが悪いんじゃなくて、人間が悪い
 日本共産党のように「資本主義が悪い」と言っても、生産手段の社会化共有化など出来ない。そもそもマルクスが描く共産主義社会を世界の共産党が実現する可能性はゼロだけど、AIならば実現可能性がある。AI化によってもっとも不要になるのは日本共産党である。

 ところで、週休3日制が徐々に話題になってるのをご存知だろうか。
 イギリスでは週休3日制(給料減額なし)を2022年~2023年に61社・約2900人で実施したところ、売上が平均1.4%増で離職率が57%減(チャッピー5.1)だったそうだ。「老人の集団自決」でお馴染みの成田悠輔さんも同様の結果を語り、週休7日制が理想とまで言っている。
 イギリスに限らず(実は日本でも)週休3日制は実験・実施されている。無論、就職氷河期世代に言わせれば「そんな余裕があるならば俺達に補償よこせ」だろう。しかし、AIの下支えあってこそ、こんな実験ができるのだ。
 AIの進化によって一番不要になるのは共産党、いや、そうでなくてはいけなかった。しかし、アメリカではヘンテコな急進的な「民主社会主義者」が市長になったように、かえって必要になってきた。

AGIもシンギュラリティも間近、AIはなくならない

 いくらAmazonが便利でも、配達してくれる人がいなければ家まで届かない。人間さんは必要なのだ。
 残念ながら、AGIができてシンギュラリティに達しても、晴れて人間さんが働かなくて良い社会にはならないようだ。
 ただ、AIがなくなることはない。それどころか、AIの進化が泊まる気配はない。無限の可能性も失わない。AGI・シンギュラリティ(少々、定義不明だけど)も、私の死ぬ前に実現する。

 なのにマスコミは、生成AIで市販アニメにそっくりなのが出てきたとか、高校生の男の子がクラスメートの女の子を脱がすとか、随分と下らない議論ばかり言っている。
 そういう意味では、高市総理の「働いて働いて働いて」も少々時代錯誤だ。参院選の前に、減税だ給付だの低レベルな論争ばかりなのに業を煮やしたのか、長嶋一茂が「6年後にはドローンや無人自動車が走ってるのに、そういう議論をしないでいいのか」と語っていた。全くそのとおり。

「働いて働いて働いて」では解決しない

 自分自身、AIに関しては極めて楽観視していた。人間さえしっかりしていれば、こいつが全て解決してくれる。
 しかし、残念ながら、どうやら人間はしっかりしていないようだ。ただ、しっかり使えば画期的に人類が良くなることだけは間違いない。
 かつて産業革命が広範な肉体労働を無力化したように、AIが広範な頭脳労働の無力化を開始した。しかし機械化してもAI化しても、人間の手作業は残る。
 そして、アメリカの大量解雇にしろ、それでやっていけるということは、現代社会で頭脳労働が不要ということである。
 この問題「働いて働いて働いて」では解決しない。

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